家族が無くなってすぐ口座からお金を下ろす遺族の方へ
2024/03/15
こんにちは、葬儀屋・司法書士の内藤です。
今日は仮払いについて少しお話がありましたので皆様に共有致します。
先日、お父さんが亡くなったため、葬儀の前にすぐにお金を下ろそうとしたそうです。
しかしカードの暗証番号がわからないため、仮払いの制度を使おうとしたらできませんでした。
なぜでしょうか?
そもそも仮払いの制度は、簡単に言うと相続人が遺産分割協議等をする前に当面の費用や葬儀代金を工面するために所定の手続きを踏んで相続人全員で下ろすことです。
この”相続人全員”がポイントになります。
相続人全員を確定するには戸籍が必要なのに、この戸籍が葬儀の前に手に入らないのです。
死亡届が出されたら除籍を入れるために約2週間は戸籍取得が出来なくなるため、葬儀が終わる頃はまだ取得できないのです。
株式会社内藤は葬儀終わってから都合のいいタイミングでお支払いをしていただきますが、互助会等の大手では葬儀が終わって〇日以内に支払いをお願いしますなんてことは普通です。
となると、葬儀代金は相続財産から捻出すると決めていても、全額個人財産からの持ち出しとなってしまいます。(特に大手の葬儀会社の支払額は100万円を平気で超えることが多いので相当な負担となります。)
長くなりそうですので続きは次回へ!
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司法書士事務所ないとう
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